“人生フルーツ”ときをためて緑ゆたかな街並みへ 次の世代へ受け継がれ

2019年6月23日

気になる映画

人生フルーツ

いつだったか、この呟きを見て映画“人生フルーツ”を夫とふたり映画館へ見に行った。2017年1月に上映が開始されて以来、いまだに、あちこちの小劇場でアンコール上映され続けている。何気ない日常を撮影しているだけなんだけど...なぜ多くの人の心に響いたのでしょう。
津端修一さん90歳 英子さん87歳 風と雑木林と建築家夫婦の物語
津端修一さんが開発に携わった高蔵寺ニュータウン。その昔は自然豊かな里山だった。

高蔵寺ニュータウン

雑木林を残し風の通り道を作る夢の計画
尾根筋に建物を建てて、地形を建物で強調して「ここは、こういう山だったんだ。」て、住む人に伝えたかった。津端さんが考えた、このマスタープランのまま街が建設されていたら今頃どんな街並みになっていたのだろう...と想像する。尾根筋に建物...この言葉だけでも、かなり立体的で他に類を見ない街になっていた気がします。

高蔵寺ニュータウン

結局、山は削られ、谷は埋められた。ですが、この映画に出会う前、私が知る高蔵寺ニュータウンは、緑が多いな~という印象だった。入居開始から50年の歳月が流れた現在の街がこちら(2019.6.1)

高蔵寺ニュータウン

ときをためて、こつこつ、ゆっくり木々は大きく大きく成長しました。ここを通るたび、緑豊かな街だな~なんて思ってた。その背景にあったものが『人生フルーツ』だったんですね。

2017年に上映されて2年半が経ちました。静かに静かに修一さんの赤い屋根のお家を訪ねてみた。団地群より少し高台にあるその場所には立派なお家が立ち並んでいた。そんな中、ひときわ緑に覆われた小さなお家がありました。修一さんが亡くなられて早4年。すでに表札が変わっていて(娘さんが戻ってこられたのでしょう...)、時代の流れを感じます。高蔵寺ニュータウンは入居開始からすでに50年。30代で入居された方々は80代に。

年金をあてにできない時代に進むなか、生まれ育った街へ戻れる人は少なくなる一方でしょう。高度経済成長期に経済優先、機能優先で開発されたニュータウンは全国にあります。津端さんが考えた... 雑木林が風の通り道となり、尾根筋に建物が建ち、地形を建物で強調した自然豊かな街並み...というのは、50年後までも見据えた街だったのかなぁ...なんて思います。他にない個性は価値を生みだし、時を経ても、ここに住みたい!ここで子どもを育ててみたい!と思う人たちが集まり、また次世代の街を形成したのかもしれませんね。

高蔵寺ニュータウン

開発して、それでお終いではなく、居を構えて高蔵寺ニュータウンを生涯見守った津端さん。彼のことを“気難しい人”と評する記事をたまに見かけますが、そういう人たちが生みだすものは、末永く世(人の心)に残る気がします。日本に限らず... そんな津端さんが手がけた団地の一つである阿佐ヶ谷住宅(東京都杉並区)の“えたいの知れない緑の空間”について興味深い記事がありました...

そして、『人生最高のよい仕事にめぐりあいました。』と伝えた佐賀県伊万里市の“まちさな
津端さんが書いたお庭の設計図の中に「四季おりおりのフルーツがいっぱい」という言葉がありました。ときをためて...こころを癒す、いこいの場所になるといいですね。患者さんがサクランボや蜜柑や栗や野菜など、自分の手で収穫できる喜びを味わってほしい...
津端さんの優しく寄り添う設計が患者さんの回復をどうか後押ししますように...



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