夫が適応障害になった... 薬の作用は本人にはわからない 家族の見守り

2019年6月28日

適応障害

ストレス
夫は定年退職をあと1年と数か月というタイミングで“適応障害”というものになった。心の病です。このとき初めて“心療内科”のお世話になった。適応障害の主な特徴は、ストレスとなる状況や出来事がはっきりしているその原因から離れると次第に症状が改善する。そこが、うつ病との大きな違いだと思う。あの頃、患者家族の方が綴る記事が大変参考になりました。我が家の経験も、いつか誰かの参考になったらと思います。

初めての心療内科えらび

心療内科は予約が2ヶ月待ち...という病院も多く、病院選びに苦労します。
このとき通った病院は全部で3ヶ所。職場近くの1ヶ所と地元の2ヶ所。終わってみれば... 最初に受診した職場近くの心療内科がいちばん優れていたと思います。HPに“初診時に時間をかけて症状や経過を確認します”と掲げているように、私(家族)を交えた初診時の聴き取りにかなりの時間をさいてくださった。

職場から離れた地元(家族の元)での療養希望に医師も賛同し、自宅付近で心療内科を探すことに。望む病院は2ヶ月待ちの状況。結局、職場の臨床心理士の案内で2ヶ所目の心療内科へ。とても綺麗な病院で若い先生でした。

診察室に入ると重厚感のある黒いデスクに大きなパソコン。それを打ちながら時おり患者に目をやります。私は部屋の隅に座ります。肩を落としてデスク越しに座る夫(患者)に対し『あなたはセレトニンが足りてないんですよ!奥さんも私も足りてるんですよ!...』と。。要は夫だけ正常じゃないと...(私がもし精神科医なら...そんな言葉は吐かない...)
途中『適応障害はリフレックスを3錠飲まないと...』という発言。私は早くここを去らないと...と思った。

ちょうどその頃、環境調整をみこんだ復職を職場から提案された。時期早尚の感は否めなかったが、これがこの病院を後にするきっかけとなった。環境調整と言えるものではなく3ヶ月ほど頑張ったが復職はうまくいかず腰を据えた療養に入ることとなった。(この間、最初の心療内科にまたお世話になったが、本当によく診ていただいた。) 次は漢方薬治療認知行動療法を行う心療内科を地元で探した。自宅からは遠かったが通うことにした。

3ヶ所目の心療内科の医師は、いちばん年配者だった。女性の臨床心理士が認知行動療法にあたり、その後に医師の面談というスタイル。投薬は加味帰脾湯と抑肝散だった。

適応障害:薬を飲んだ後の状況は本人にはわからない

適応障害の場合、原因がはっきりしている。その状況が続く限り症状は治まらない。最良の選択は、その場を離れること。仕事であれば退職すること。簡単なことではあるが、なかなかそうもいかない。

ひとりで心療内科に通っている方も多いと思う。“薬を飲んだ後の自分”を客観的に知ることはできないです。薬を飲んだ後の様子を記します。

● ゾルピデム10mg 1錠薬の説明書)睡眠薬
急性期の症状として何日も眠れない...というのがありました。強い不眠症状です。とにかく眠らせるための処方。
この薬の説明書きに、赤字で警告とある。それは...本剤の服用後に、もうろう状態、睡眠随伴症状(夢遊症状等)があらわれることがある。また、入眠までの、あるいは中途覚醒時の出来事を記憶していないことがあるので注意すること。...と赤字を赤枠で囲ってある。

初めての服用:夜寝る前に服用し、パソコンに向かい眠くなるのを待った。10分ぐらいたっただろうか...急に立ち上がると、まるで酔っ払いのように『........』なにか言いながら、よたよたと布団に転がり、そのまま眠った。睡眠中に起こさないように注意すること...という説明書きもある。(初めてのことで家族も緊張する...)

途中、ふらふらとトイレに立つことがある。翌日、夫に訊くと、無意識の行動のようでトイレに立った記憶はなかった。最初の医師には、こういった症状をきちんと伝えた。数日間飲んで睡眠が安定してくると、1錠から半錠、そして服用なしとなった。※ ひとり暮らしの場合、飲んで寝ると朝... 夜中の行動はわからない。。
ゾルピデムによる一過性健忘の副作用:民医連

● リフレックス15mg 0.5錠薬の説明書)抗うつ剤
初めての服用:こちらも1日1回、夜寝る前に半錠を服用。(1錠を目指しての半錠)
副作用に傾眠が筆頭にくるように、初日は、翌日のお昼近くまで目覚めなかった。(医師の予想どおり)半錠に少し慣れてくると、朝9時くらいに起床し気分に合わせて散歩に出かけたりと生活のサイクルが出来てきた。

1錠を試してみる...本人は気づいていないが、半錠と1錠の違いはあきらかだった。適応障害を患う前の夫とは別の人という感じ。症状が改善するというより、強い人間が出来上がる感じ。。(怖いものなし!みたいな)
2ヶ所目の心療内科で『早くここを出なければ』と思ったのは、この薬を適応障害で3錠飲ませようとしたから。3錠飲めば見違えるようになる...と言っていた。確かに見違えるように本来の夫じゃなくなるだろう。

適応障害は、うつ病に移行する場合がある。それだけは避けたかった。退職もよしの精神で治療に取り組みました。
今回の状況は、夫だけではなく複数の人間がダウンしたことにより職場の大幅な環境調整が行われた。その後、復職にも成功し、無事に定年退職を迎えることができた。現在は再就職をした会社で元気に第2の人生を送っている。同じように休職を余儀なくされた一人は、定年退職の時点ではまだ復職できていなかった。こころの病との向き合い方、心療内科の選びの難しさを感じます。

休職中の過ごし方など、また追って記していければと思います。



【定年退職後に行った手続き】
◎住宅ローン期限前完済
◎住宅ローン完済後の抵当権抹消登記
◎国民年金退職による特例免除制度
◎退職金専用定期預金
*BloggerテーマQooQv1.23*

◎花暦ひとこと日記

このブログを検索

QooQ