左利きを右利きに矯正しても...生まれながらの優位脳は矯正されない

左利き

先日、夫が久しぶりに台所で洗い物をしていたのですが、使ったスポンジをシンクの左側に置くのです。我が家のシンクには水栓の左側に28cmくらいのスポンジを入れる凹みがあります。ただ、油断すると水が溜まり清潔ではないので私はそこを使っていません。それより何より、右利きの私はスポンジを水栓の左側に置くというのは何とも使いづらいのです。😟


スポンジ入れが左側にあるから置くのだろうと思いつつも...『水が溜まるし、蛇口の右側に置かないと使いづらくない?...』と夫に言うと『えっ?』と。聞くと... 夫は、洗い物の時は左手でスポンジを持つそうです。だからスポンジは蛇口の左側に置く方が自然だし使いやすいとのこと。結婚34年で初めて知りました😅 お箸も鉛筆も右利きなのに洗い物は左利き。


で、思い出したのです。優位脳のこと。
先日、姉が交通事故で運ばれた病院のICUで主治医と優位脳のお話をしました。一般的に言語中枢がある側を優位半球と言うのですが(反対側が劣位半球)、右利きの人の優位半球は98%が左側で、左利きの人の優位半球は50%が左側、残りの50%が右側と推定されています(70%・30%とするものや、15%は両側とするものもある)。優位半球の損傷が大きい場合は後遺症が重くなると言われている。※あくまでも、これは推定なので、治療を要する場合は専門の検査が行われます。(アミタールテスト)


幼少期に矯正された人の優位脳はどっち?

左利きを右利きに矯正されたとしても、優位半球は矯正される前の左利きのパターンになります。では、今は右利きなんだけど、幼少期に矯正されたかどうかがわからない場合の見分け方は... 生まれつき右利きの場合は、私のように全てにおいて右利きです。左手は添えることしかできません。。でも、矯正された右利きさんの場合は、何かしら左手で行うものがあるということです。まさに、夫のお箸や鉛筆は右利きなのに、洗い物は左利きというのがこれにあたります。おみごと🙏


子どもの頃、左手で字を書いてみたことありませんか?右利きの人が左手で字を書くことは、とても難しいですよね。昔の人はクセを直す感覚だったのかもしれませんが、生まれもった脳の特性を矯正していたのです。苦痛でしかありません。先日、女優の木村多江さんが両利きだと言っていた。15%両半球にあたる貴重な人かな...


見下されてきた劣位半球(右大脳半球前頭葉)の逆襲?


周囲の環境や雰囲気が読めず集団行動についていけない...ときに、いじめの原因にもなってしまう“空気を読む”という働きを右大脳半球前頭部が行っていることが最近の研究でわかったきたというお話。きっと、後天的な後遺症なので左脳ほど重要視されてこなかったのかな。脳に優位も劣位もないということです。


心(感情)は いったい何処にあるのだろう... 脳?心臓?それとも...

私は1度だけ幽体離脱をしたことがあります。(不審がられるので周囲にはあまり言っていませんが...臨死体験ではありません) 同じ経験をした人なら理解できると思うのですが、あの時の心(感情)は上の自分にあります。臓器は全て下の自分にあるのです。脳からも心臓からも離れた場所に心(感情)がありました。


最近よく取り上げられている発達障害も脳の特性であることがわかってきました。ひとりひとり脳の特性が少しずつ違って生まれています。それが個性だったり、性格を形づくっています。普通に考えれば心は脳にあるというのがしっくりくるのですが... 幽体離脱なんぞ経験してしまうと... 違うんですよね 😅