70歳まで嘱託75歳まで私的年金生活?国家公務員定年延長65歳給与7割

全世代型社会保障
最近こんなニュースばっかだなぁ....
60歳で定年を迎えた後は70歳まで嘱託などの契約社員として働く。退職した後の5年間は個人型の確定拠出年金(イデコ)といった私的年金を取り崩して生活費を補填する。75歳から公的年金の受け取りを始めれば1ヶ月の年金額は基準額から84%多くなり安心な老後を送ることができるイメージ。
65歳から1ヶ月0.7%増額×120ヶ月(12ヶ月×10年)=84%増75歳から年金受給の場合

※70歳から受給開始の人が65歳から受給開始の人を抜くのは...85歳
 75歳から受給開始の人が65歳から受給開始の人を抜くのは...90歳
 75歳から受給開始の人が70歳から受給開始の人を抜くのは...94歳
男性の平均寿命81.25歳、健康寿命は72.14歳。
健康寿命は平均値、それ以前から病気になる人が増えます。

額面だけみれば...84%増額なら月額20万が36.8万にもなる。でも、税金・社会保険・医療費負担に影響も出てくる。年金75歳受給の落とし穴:Yahoo!ニュース

政府は『生涯現役で活躍できる社会 』を掲げた:日経12.19

60歳で定年・70歳まで契約社員・75歳まで私的年金生活

政府の調べでは就労する60歳以上の8割は70歳以降も働くことを希望している...
これ、本当ですか?働かないと食べていけないからじゃないですか?

70歳までの就労機会をいかに与えるか...については
☑ 他企業への再就職支援
☑ 起業やフリーランスになり業務委託契約を結ぶ
☑ 勤め先が出資するNPOなどに参加する

という内容ですが、これが出来るのは大企業にお勤めの方だけ。中小企業・非正規で働いていた方が65歳からこれが可能と本当に思うのか...視野に入れていないとしか思えない。

終身雇用じゃなくなり、退職金もあてに出来なくなるこれからの時代に、私的年金で5年間暮しなさいって...夫婦二人で月20万で暮らしたとしても1,200万円必要。

例えば、月2万円を老後貯金したとして1年間で24万円。これを50年間続けて、やっと1,200万円。22歳から貯金をしたとしても...72歳!勿論、イデコなら税金が掛からないし高利回りの可能性も...って言われそうですが、リーマン級の暴落が来たときはどうでしょう...

60歳まで解約できないイデコを...借金漬けの日本を...本当に信用していいの?安倍さん!😕
子育て世代がお金を貯めるのは本当に大変なこと。住宅ローン・教育費・高い税金・老後...

国家公務員の定年を22年度から段階的に引き上げ

国家公務員の定年を60歳から65歳に段階的に引き上げる。2022年度から2年で1歳ずつ、または3年で1歳ずつという案がある。60歳に達した後の給与を7割程度支給する。

ただ、これは2018年8月に具体的な仕組みが示されていた
統一地方選挙や参議院選を控え、『公務員の人件費が増える』ことへの反発を避けるため提出を控えていただけ。反発を自覚していたのだから国家公務員を守る政策。


今までは選挙への影響を考えて再任用にとどめていたけど、定年延長にして国家公務員の待遇は良くしますよ...ということ。国家公務員定年延長イメージ(2018年8月)JIJI.com

国家公務員定年延長

厳しいコメントが並びます。公務員の定年延長2022年度から Yahoo!ニュース12.18
そんな中、こんなコメントに目がとまった。
国家公務員定年延長
多分、ほぼ就職できない...というのは『収入が安定した企業に』ということかな。ほんとだよね、歳をとって65歳・70歳...まで働かせるより18歳から働く方が健康面を考えても理にかなってる。働きながら身につくことも多いし。大学は本当に優秀な人だけが行けばいい。

女性がもっとも妊娠しやすい年齢は20歳前後で、30代後半から妊娠が難しくなるとされている。22歳で大学卒業・就職...平均初婚年齢は29.4歳になった。特定不妊治療支援支給実績は平成16年からの10年間で約9倍になった。多くの女性が不妊治療を受けている。

一億総活躍とか...人生100年時代とか...生涯現役とか...
人は置かれている状況がひとりひとり違う。病気がちな人、複数介護をしている人、タイムリミットに怯えながら不妊治療に向き合っている人...元気な人が基準の政策ばかり。
子や孫の世代は厳しい状況になる。無関心が楽だけど...関心を持つのも産んだ人の責任。