証券取引の手数料ゼロ時代が来る!50代から株を始めるには好機到来?

証券取引手数料無料化
大手インターネット証券5社が、そろって手数料無料化に動き出した。
auカブコム証券に続き、12月3日にSBI証券や楽天証券が投資信託等の一部手数料を無料化すると発表した。それから、わずか1週間足らずの9日にSBI証券と松井証券が、10日には楽天証券が現物取引・信用取引ともに1日の約定代金合計額50万円まで手数料を無料にすると発表した。(12/23月曜日より実施)

株式委託手数料無料化
SBI証券:プレスリリース 株式委託手数料の無料化範囲拡大のお知らせ

松井証券 手数料無料
松井証券:プレスリリース 株式取引にかかる手数料および金利等の改定 pdf

楽天証券:プレスリリース 国内株式手数料いちにち定額50万円以下を無料に pdf

手数料無料化と引き替えになる証券会社の新たな収益源とは?

普通に考えて...手数料を無料化して証券会社は大丈夫なの?ということ。新たな収益源が必要なわけですが...さっそく打ち出してきました。

まず、auカブコム証券12月16日から株式信用取引の金利水準を引き上げます。
制度信用取引の貸出金利を2.98%から3.98%に、一般信用取引の貸出金利を2.79%から3.79%に、それぞれ1%引き上げる

一般信用取引の貸株料引き上げ
長期1.50%から2.25%に、売短3.9%から5.85%に。

品受/品渡に関する事務手続き料の新設 ※詳しくは、auカブコム証券プレスリリース 松井証券は、12月21日から貸株サービスの拡充をはかる。松井証券プレスリリース

信用取引だけを見れば今回の手数料ゼロ合戦は改悪かもしれないが、「初めて株をやってみよう!」という人はリスクのある信用取引はしないはず。であれば現物株の手数料ゼロ化は嬉しい限りです。遠くないうちに完全無料が実現すれば日本でも投資人口が増えるかな...

現物株の手数料無料化はシニア世代が株を始めるきっかけになるかも...

トップ画像にあるauカブコム証券とSBI証券の現物株の手数料無料化は、今まで興味があったものの一歩踏み出せなかった50代にとって株を始める良いきっかけになるかも。
例えば...今月23日から実施される1日の約定代金合計額50万円まで手数料無料について

現物株手数料ゼロ
例:1801大成建設 株価4530円×100株(最低売買単位)=453,000円
今までなら税込471円の手数料がかかっていました。それが無料になったのです。別の日に売るときも同じです。ただし、50万円を超える売買は今のところ手数料が発生します。

☆auカブコム証券は2020年度中、SBI証券は2022年に現物株の手数料完全無料を予定。

初めて株の売買をするときは緊張すると思います...↑これがSBI証券ホームページからの取引画面です。リアルタイムで株価が更新されています。株数と金額、パスワードを入れるだけ。それぞれの証券会社で専用ツールの用意もあります。(楽天のマーケットスピードなど)

🙋わたしが株を始めたのは2010年。遠方での義母の病気と娘の病気。これを機に以前から関心を寄せ勉強していた株を始めました。どこでも出来る!そして、家庭の状況によって、やらない選択ができる!が理由でした。ちなみに、今年はほとんどやっていません。

当時の市場は、外国人投資家が動かなければビクともしない状況でした。日本人はリスクを取りたがりません。その後、アベノミクスであれよあれよと...

市場のクジラ
クジラとよばれる公的資金が投入され実態を伴わない高値に到達。現在2万3千円超え。
これから株を始める人は、そういう状況を踏まえた上で出口のこと、ドイツ銀行のこと...などなど、頭の片隅に...
はじめての取引は実質無料で!国内株式の現物取引の買付手数料をキャッシュバック!

日本人ならではの投資に対する意識調査

日本証券業協会のアンケート(平成30年20歳以上の7000人)
金融商品別保有率で預貯金が92.8%に対し、株式は12.6%、投資信託は9.2%と非常に少ない。金融商品に対して重視する点は...いつでも出し入れができて元金が安全であること。

証券投資に対する意識調査で、【株式】については、配当や株主優待がもらえる...が上位。同世代のブログを拝見していても優待取りを楽しんでいる方が非常に多い。確かに配当金や株主優待は魅力的だけど、買値に戻らない場合その恩恵は吹き飛んでしまう。中には、つなぎ売り(現物買い+信用売り)対策をしている方もいますが、私は優待取りはしていません。

また、株投資をしていない理由としては、興味がない...が最も高く、十分な知識をまだ持っていない。値下がりの危険がある。ギャンブルのようなもの...と、もっともな意見が並ぶ。

証券投資が必要だと思う割合が30代~50代で近年高くなっている。年金不安世代?
証券会社との取引状況は、「これまで取引したことがない」が圧倒的の80.9%へ~そうなんだ...

証券会社との主な取引方法は、約52.7%が対面や電話で行っているということ。この結果には、ちょっとびっくり...インターネット取引は37%だった。50代がネットと対面の分岐点。