マスクも供給過剰の日が近い?社内向けマスク自社生産する企業相次ぐ

マスク

ローソンは4月28日から5月11日まで店舗に設置されたマルチコピー機で『手作り立体マスクの型紙』無料印刷を始めました。男性用・女性用・子ども用の3種類。
品薄が続いてきた不織布マスク。従業員向けに自社生産する企業が増えています。

デンソーは4月27日、グループ社員向けに自社施設内でマスクの生産を開始しました。設備設計から製作まですべて内製。衛生面が確保された環境で製作する。5月以降には1日10万枚を量産予定。豊田紡織も4月上旬から1日1,500枚を自社生産。5月以降は1日1.2万枚

パナソニックはコネクティッドソリューソンズ岡山工場のクリーンルームにマスク生産施設を導入し、グループ社内向けマスク生産を5月末から行う。

ブリヂストンはウレタン製品の生産ラインを活用して、グループ会社従業員向けに簡易マスクの生産を始めた。週10万枚予定。販売活動や生産活動の飛沫防止用として使用。

ミネベアミツミ(電子部品大手)は4月1日、約10万人分の従業員に配布するため、工場に新たに生産設備を導入してマスクの自社生産を始めた。1日20万枚を目指す。

P&Gジャパンは滋賀工場の一部を改装し、6月から社内用のマスク製造を始める。また、日本国内でマスクを必要とする組織に無償で提供予定。

また、自社従業員用ではなく一般へ向けて新たにマスクの製造を始めた企業もある。

一般向けマスク生産を始めた企業 ※供給過剰の日も近い...

王子製紙が4月27日、エリエールプロダクト栃木工場に新しい生産ラインを導入し4月末から運転を始めると発表した。月間400万枚を予定し徐々に生産量を増やす予定。
(生産能力は月間1,300万枚で、7月に加工機を増設し月間2,600万枚の設備増強。)
※個人的にいちばん期待しています😊

アイリスオーヤマは4月22日、6月稼働予定の宮城県角田工場の生産能力を7月から月1億5,000万枚規模に増強すると発表。今までは中国生産だった。
これまでは、中国の大連工場と蘇州工場で不織布マスクを生産し月8,000万枚を日本に供給。

スズラン(名古屋市北区)は9月から使い捨てマスク生産を始める。生産能力は年間1億枚。医療従事者向けをメインに、一般向けには綿100%の環境に優しい次世代型使い捨てマスクの普及を目指す。2022年に中国で新工場稼働予定。

シャープは3月24日から三重工場のクリーンルームで不織布マスクの生産開始。1日50万枚を目指す。4月21日のネット販売開始にサーバーがダウン。あらためて抽選販売に変更し4月27日応募開始。またも終日繋がらない人多数発生。1箱50枚入 2,980円(税抜)

初回販売個数は50枚入り3万箱⇒応募多数につき4万箱に 応募総数4,706,385人。。😨
※個人的に...写真を見る限り、ユニ・チャームのマスクと比較して薄いなぁ...と思う。

こだわりの布製マスクを生産する地方企業も増えてきた

小杉織物 浴衣帯シェア9割を誇る福井県の企業が帯に使う素材を活用して『洗える絹マスク』を商品化しました。2重織になっている帯生地を筒状にすることで4重に。高密度不織布フィルタを挟んだ5重構造の絹マスクです。

小杉織物 洗える絹マスク

実はこれ...実際に使っています。うっすら模様が入っているの...わかりますかね。鼻の部分の形を整えるワイヤには、帯商品に使っていた形状記憶ワイヤを使用。中に挟むフィルタには、帯の硬さを出すために入れていた高密度不織布の芯地で代用。ゴムは織機で自社製

✅第一印象は...すごくシッカリしたマスク。なのに軽い!息がし易い。なんと言ってもメガネが曇りにくい。これまで長時間マスクをつけて病院にいることが多かったので『これがあったらな~』と思いました。洗って大事に使いたいと思います。
【読み物】浴衣帯製造の当社が、マスク作りを始めた理由。小杉織物

追記2020.8:先日、ニュースを見ていて...着物姿の藤井総太棋聖(18歳)がつけている市松模様の布マスクに目が留まり...これはもしや...小杉織物さんの『夏用涼やか絹マスク』👀

藤井総太マスク

着物には不織布マスクより絹マスクがお似合いですね。
何やら...小杉織物さんがえらい頑張っている。日本の伝統まつりシリーズが面白い。😲

豊島 繊維商社の豊島がMakuakeプロジェクトで『ずっと使いたいマスク』を提案しています。この立体マスクはとてもスタイリッシュで人気があります。

豊島 ずっと使いたいマスク

特に男性には小さいマスクが多い中、このマスクはしっかり口元を覆ってくれるようです。

表生地はアウトドア用品などに用いられる丈夫なコーデュラファブリック。内側には東洋紡の抗ウイルス加工材のヴァイアブロックを使用。中に入れ込むシートには約0.0001mmのナノファイバーメッシュNafiaSを採用。ノーズパッドでメガネが曇りにくい。
Makuake ずっと使いたいマスク 豊島
マスクの中は結構汗をかきます。これからの季節にはちょっと暑いかな...

AOKI 紳士服のAOKIが『抗菌・洗えるマスク』を発売。5枚入り1,000円(税抜) 5月1日17:00から20枚入り3,990円(税抜)のネット予約販売を開始したが、すでに完売しています。5月16日(土)からAOKI店舗で販売する。お一人様1点限り、16日はグレーのみ。

aokiマスク

う~ん...デザイン的にはどうなんでしょう😒 色は白とグレーの2色。30回洗濯しても抗菌効果が持続。外層は飛沫防止の撥水加工を施したジャージ生地、中層は抗菌加工を施した不織布、内装は抗菌加工を施したジャージ生地が特徴です。販売に関する詳細はコチラ

追記:混雑防止のため事前ネット抽選に変更され、当選した人だけが店頭受け取りに。
 抽選受付5月14日17時まで

✅追記:アベノマスクは全体の4%しか配達されないまま...マスクバブルが弾けました。まだ、うちにも届いていません。予算466億円...😷 近所のホームセンターにも珍しく箱入りマスクが大量にあった。日本企業の名前があるものの、よ~く見ると中国製

もう中国製マスクは買わない!いざという時のために...消費者も国内生産を後押ししないと。なにより...今回のマスク不足で中国のマスク生産の現実がニュース映像で流れてしまった...感染が広がるなか素手で梱包。。マスクバブル崩壊! AERA 2020.5.10