8割おじさんの警鐘を7月で検証 国民自粛もムダ『空からの感染者たち』

成田空港

少し懐かしい6月3日の西浦教授の数理モデル...あれから2か月近くが経過し、1日の感染者数が連日多くの都道府県で過去最多を更新しています。7/31東京都463人・愛知県193人・福岡県170人・7/29大阪府221人...

岐阜県は31日に県独自の非常事態宣言を発表。古田肇知事の危機意識の半分でも大村知事・河村市長にあったらなぁ...古田肇知事は空港検疫の問題点についても『看過できない問題』と国に対応を求めていた。

7月30日現在の重症者はいったい何人?

都道府県の代表者が盛んに口にする『軽症者が多い』という言葉。愛知県を例にすれば、確かに第1波では、お年寄りのクラスターが多く発生しました。第2波?は、20代~30代の若者の歓楽街感染がほとんどです。では、重症者は少ないのでしょうか?...

重症者とは...人工呼吸器やICUでの管理が必要な人
第1波の重症者のピークは4月30日の328名でした。感覚だと6月に入って感染は落ち着きを見せていましたが、重症者がいちばん少なくなったのは7月10日の31名。この日を境に今回の第2波?に向かって増えはじめ、8月9日現在の全国の重症者はすでに156名です。愛知県の中等症は111名(8/8)(酸素吸入や肺炎)

確かに今週あたりから40代・50代・60代そして70代の感染が目立ってきました。エクモや人工呼吸器の対応に当たっていた医療従事者に十分休める時間は無かったのでは...
名古屋の河村市長によると感染経路を明かさない人が多いという。

西浦教授の数理モデルで7月の現状を検証してみると...

感染流行国から1日あたり1,000人のうち10人の感染者が入国した場合、検疫でPCR検査や2週間の待機要請を行ったとしても90日後には98.7%の確率で大規模な流行が起きる。

(前提条件:感染者1人あたりが生み出す2次感染者数の平均値を1.6人。10人のうち1人が2次感染を起こすと仮定。PCR検査の感度は70%。2週間の待機要請は80%で守られる。)
シュミレーションの詳細  日本経済新聞

7月の状況を当てはめてみると...上陸拒否の対象者で特段の事情により入国した者は29日間で25,186名、なので1日あたり...868名。7月の空港検疫陽性者は事例No.315~No.575までの260名なので1日平均の陽性者数は約9名入国者に対する陽性者の割合は1%

でも、これは陽性者の割合だから...PCR検査の感度70%を考慮すると1日平均868名入国に対して想定感染者数は...約13名で感染率は1.5%?

✅1日あたりの入国者数=868名
感染率=1.5%で13名
感度70%のPCR検査で=陽性9名
          =偽陰性4名
1日4名陽性なのに陰性と出てしまうとしたら...29日間で116名が感染していないと思って行動することになる。。😨

✅結論:7月の現状は西浦教授の警鐘を無視した結果ということに...

90日後というのが多少早まっているのは...西浦先生は2週間の待機要請が80%で守られる前提ですが、実際には検査結果が出る前に車で居住地に移動する方が多く、広島・愛知・岐阜・静岡・山梨...など長距離を移動している。居住地に移動後、同乗者の感染も確認されています。あとは...2週間の自主待機なんて守っちゃいませんよ...(自宅組)😷 愛知では大勢でバーベキューやっているとか...仕事に行っているとか...(SNS)

日本が第1波の終息に向かう5月末頃からブラジル・パキスタン・フィリピンなど感染大国から逃げるようにぞくぞくと入国しています。空港検疫陽性一覧

空港検疫パキスタン

国民には自粛を促し 空からの感染者は増やす方針...水際対策 2020.7.28版

8月5日から原則入国拒否の対象となる前に出国した留学生や企業関係者らが再入国できるようになる。これまでの『永住権』『日本人の配偶者等』『永住者の配偶者等』『定住者』4つの在留資格に加えて、【経営・管理】【技能実習】【留学】等の在留資格がある人も入国できるようになる。対象は最大8万8千人。😮

入国規制緩和

形だけの原則入国拒否で、その実ほぼ全員1日約1,000人前後が入国して毎日13人の感染者を出しているのに...1日何人増えるの??
出入国時のPCR検査とか日本到着後の14日間の自宅待機自主隔離を求める。
強制力のない自主隔離なんて意味がない。

水際対策:結果判明まで(1~2日)の待機:自宅等で検査結果を待つ場合は症状がなく公共交通機関を利用しないことが前提。(家族や会社等の送迎・レンタカーの手配を促している)※海外の方は、身内の送迎で居住都道府県に移動する方が多い印象。

または、空港内のスペース・検疫所が指定した施設等で待機。
※検査結果が判明するまで自身で確保した宿泊施設には移動できない。

検査結果が陰性であっても14日間は自宅や自身で確保した宿泊施設で不要不急の外出を避ける待機要請。ムダ...従うのは日本人くらい...

日本国内で感染を押さえこもうと努力したところで、総理は出入国制限緩和の調整をすでに始めている。ベトナム・タイ・オーストラリア・ニュージーランド...